コラム

<外来種シリーズ2>緊急対策外来種・特定外来生物「オオキンケイギク」

今回は、ワイルドフラワーとして一時使用されていた綺麗な花を咲かせるオオキンケイギクについてご紹介します。

 

オオキンケイギク

(キク科ハルシャギク属)

原産地:北アメリカ

世界での分布:世界各地で利用

日本における分布:北海道~九州、琉球、小笠原

定着段階:分布拡大期~まん延期

環境省 外来種リスト*1:国外外来種№30、総合対策外来種 緊急対策外来種 特定外来生物

オオキンケイギク開花の様子

 

園芸植物として渡来した植物であるが、強くて枯れた際の姿もさほど汚く見えないなどの理由から、ワイルドフラワーとして使われていました。また、過去に道路の法面緑化で使われていたためか、道路のちょっとした隙間や道路脇でよく見かけます。

斜面に群生するオオキンケイギク

斜面に群生するオオキンケイギク

コンクリートから生えるオオキンケイギク

コンクリートの隙間から生えるオオキンケイギク

多年生で種子と根茎によって繁殖します。

ロゼット状で越冬し、春になると黄色い花をつけます。2年目以降には、ロゼットは株立ちし、大型化します。

河川などではカワラサイコやカワラハハコなどの在来種がオオキンケイギクによって駆逐された事例が報告されています。

冬のロゼット状のオオキンケイギク

ロゼット状で越冬するオオキンケイギク

 

 

強くて、見た目も綺麗で、確かに植えてみたくなるお花ですよね。

だからこそ、防除していかなければならない外来種としては強さが憎いところです。

(参考文献)

『植調雑草大鑑』/浅井元朗著/公益財団法人日本植物調節剤研究協会

*1環境省ホームページ生態系被害防止外来種リストダウンロードリスト情報